とりま風呂

とりあえずまあ、はてブロでも。略して『とりま風呂』 by 常時系

なんで高校にいかないといけないのかという話

どもども @georgek5555 です。

JKお散歩流行っていましたね。それにしても毎度、ああやってJKビジネスを考えつく人ような思考を持っている人の中で、脳みその有効活用しようとした人が猫カフェとかを考えついたのかなとかたまに思います。誰かから怒られそうですね。

僕は高校を1年遅れて入学していまして、いわゆる中学浪人というのをしたのですが、なぜ1年遅れて行ったかみたいな細かい話は置いておくとして、当時高校なんてもう行かなくていいでしょという風に考えていました。

義務教育は法律上仕方ないとして、ある程度の読み書き算盤が出来るようになって、法律的にも働けるようになって、なんだったら女子は結婚だって出来る年齢だし、高校が義務教育じゃないってことは、高校になんか行かなくても全然いいよねって最終的に思って、浪人はしないと最初言ってました。
それまでは割りと何でも「好きなようにしたらいい」と言っていた親も、家族会議を開いてまで「高校は行っておけ」と言われ、最後の方では「最後の親孝行と思っていいから行け」とまで言われ、ある種しぶしぶ高校受験をもう一回することにし、入学するにいたったわけです。 最終的には、そのあと大学まで進学(中退)したわけですが、それまでどんなことに対しても「なぜそうなるの?」という僕の疑問に何でも答えてきた親父が、はじめて「オトナになったら解る」と言ったことのような気がします。
うちの親父は「そうなってんだから、そうなんだよ」ということを言わない人で、例えば僕が中学の時とかに、数学で公式をただ覚えることに疑問を感じていて、数学の教師に「この公式だと、どうしてそういう答えになるんですか?」と聞いたところで「説明すると長いし、難しいから、とりあえずお前らは公式を覚えたらいいんだ」といった回答をされたことに納得がいってなくて、たしか二次関数だったと思うんですが、親父に「なぜこの公式になるのか?」と聴いたら、ものの10分くらいで公式の成り立ちを説明してくれたことを覚えています。
周りのオトナが「そうだから、そうなんだよ!クソガキが」と言っていることでも、必ず納得いくまでアンサーを出し続けてくれていた親父が、はじめてに近いくらい「オトナになれば解る」と言ったことでした。

とりあえずしぶしぶ高校に行って、授業はまともに受けずに、音楽と恋に明け暮れ、ある日突然大学に行く気になり、大学に行ってみたいなことになるんですが、高校時代に大好きだったあの子元気にしていますかね。今考えてもとにかく美少女だったと思います。思い出補正はかかってないと思います。

んで、今例えば僕と同じような子が僕に「なぜ高校に行かないといけないのか?」と言われた時に、僕は「わかんね」と答えちゃうと思います。
オトナになれば解ると言われたことでしたが、今ある程度の年齢になりましたが、それでも今でもその明確な理由がわかりません。
確かに、いざ大学に行きたいと思った時は、高卒認定を取らないといけないし、周りが高卒ばかりの中にいると自分だけ高校に行っていないことに負い目を感じたりとか、就職どころかアルバイトすら難しくなったりだとか、そもそも高卒でも望んだところに就職が出来ないかもしれないことがある中で中卒というのは遥かに大変だし、高校時代に経験したあれこれが今にいきていることはたくさんあるし、行ってよかったか悪かったかといえば、別に悪かったとまでは思わないかなというぐらいです。
あえて高校行かなきゃ良かったかもと思うのは、当時田舎にいた僕は高校に行かずに東京に来て、音楽の修行でもしようと思っていたのですが、もしかしたらそうしてたらまた違った人生があったかもなってくらいです。
そんなもん、やってないから分かんないし、もうあの時の僕には戻れません。

んで、元の話にもどると、オトナになればわかると言われていたことでも、やっぱりわからないことだらけなんですよね。
例えば、かわいい女の子のジューシーな太ももを見てたらムラムラするとか、しばらく女性とベッドを共にしてなかったら無性にやりたくなるとか、酒が飲みたいとか「あぁ恋がしたい…誰かいないかな…」とか、そういった感情は、なんとなくオトナになってから徐々に強くなっていくというのは、説明がなかなか難しいことなのかもしれないけど、なぜ高校に行かなきゃいけないのかは、やっぱりもって未だにわかりません。

きっと、周りのオトナたちもそうだったのかな。なんとなくはわかっているし、さっきあげたような理由がいっぱいあるけど、それはことごとく論破できるようなことで、例えばサバンナの奥地で狩りをして生きていくなら、高校なんて行かなくてもいいじゃんってことになるし、やっぱり答がないんだなって。

僕はある日、その当時働いていた携帯ショップの仕事をやめて、突如1年ぐらい鳶職をやっていたことがあったんですが、その時は周りに中卒の人がいっぱいいました。実際に中学卒業したてという仲間もいて、高校に行かなくても生きていくことはできるというのはすごくよく感じたんですよね。

ただ、ひとつ言えることとすれば、選択肢が少しだけ狭まったかもしれないということ。
高校に行かずにサバンナの奥地で修行したほうが、狩人としてはより早く一人前になれると思います。あずさ2号に乗らなくても、そのほうが速いでしょうし。
けれど、そうした高校に行かないほうが有利かもしれないという仕事や生活以外は、むしろ高校に行っておいた方が、その後の選択肢が拡がるんだと思います。
たしか、そういえばそんなこと、あの時親父が言ってたか。やっぱりそれ以上の答はわかんないな。

なんで、高校に行かなきゃいけないのか、いまそんな悩みを持っている子に質問をぶつけられたら、僕はなんて答えるのだろう。
「いいから、行っとけ」とは言いたくない。
もし言えるとしたら「制服JKと合法的に過ごせる時間はあと残り僅かだと思っておけ!もしそれを逃したら教師になるしかないが、そんな気持ちで教師になったらとんでもない人間になるぞ」ぐらいでしょうか。

とりま、もう少しあの時の僕の質問にちゃんと答えられるように早くオトナになりたい。