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とりま風呂

とりあえずまあ、はてブロでも。略して『とりま風呂』 by 常時系

10段ピラミッドに思う誰でもヒーローの弊害という話

どもども @georgek5555 です。

ヒーローになりたい、ただひとり君にとってのって唄ったら、ドン引きされることがあったとしても、そっと手を差し伸べます。

さて、ここ数日とある公立中学校で10段ピラミッドをさせていた件で、ネットがぼーぼー燃え上がっていますね。
さすがに10段ってやっぱり危ないよなーっていうのが多いのですが、ピラミッド10段はなかったのですが、棒倒しとかも結構あぶないよねって思うし、学校の体育の授業でバトルロワイヤルと称して、生徒たちを戦わせる教師の戯れで6対1で戦った結果、鎖骨を骨折したことがある僕なだけに、危険な体育ってやっぱりどうなんだろうねとは思ったりもします。

んで、戦前の軍隊でも5段くらいまでしかやってないし、マットを下に敷いてるしっていう画像が流れてきて、さらに炎上が止まる様子がありません。
元の学校の動画も、一番最初に流れていたやつが、削除されて、そこからはイタチごっこのようにコピーされたものがアップされている状況です。

こんな危険なことやらせるのなんて即刻やめろよっていう話は、どなたか聖人の方にお任せするとして、なんでこんな危険なことやっちゃうんだろうねってことを考えたんですが、これってなんというか、誰でもヒーローになれちゃうかもしれない記録への固執のせいなのかなと思うんです。

分かりやすいところで言えばギネス記録ってやつ。
元々は「世界一速く飛べる鳥は何か?」って話で盛り上がったビール会社のギネスの社長さんが、世界一の情報を集めた本を売ったら売れんじゃない?って感じでノリからスタートしたものらしんですが、今ではありとあらゆるギネス記録っていうのが毎年生み出されています。
すでにあるものを更新するパターンや、今まで誰も考えつかなかった新しい記録に挑戦するのもあったりで、とにかく日本においてはギネス記録っていうのが認定されると、周りからはヒーロー扱いされるんですよね。
毎年、いろんな街でも、まちおこしのひとつとして、ギネス記録の海苔巻きみたいなのを作ったりしているのも、ニュースとして取り扱われるほど。

これって、ちょっと頑張れば、誰でもヒーローになれるってことですよね。
オリンピックで金メダルをとるのはとっても大変だし、才能もいる。例えば何かしらのデザインコンテストで賞を取るには、pintarestを常に見てないといけなし、仲間内で賞を回さないといけなかったりして、誰しもが一等賞をとるのは難しいわけです。
けれど、ギネス記録の中には、ちょっと頑張れば取れるものがいっぱいある。そして、どんな記録であってもギネス記録ってなっただけで、みんなが熱狂し、賞賛し、そして自慢する。
だから、10段ピラミッドに挑戦するんだと思うんです。

でもね、2位じゃだめなんですか?って、世界のキタノの横でにっこり笑っていた人が言ったことがバッシングされていましたけど、多分彼女が言いたかったことってこういうことなんじゃないかなと思うことがあるんです。
確かに、あのスパコンは1位を獲りたいって思うし、そのために世界に誇る技術を手に入れているのはあると思うんですけど、なんでもかんでも記録ばっかりにこだわりすぎて、時にして努力という言葉で危険を顧みないことが美学のようになることが起きてしまってるんじゃないかなと。

そして、日本は未だに軍事教育の名残が根強いです。
今は、モンペアとかのせいで、先生たちも大変なのはわかるんですが、モンペアがいなかったら、逆にモンスター教師=モンティたちが、生徒を単なる駒のようにしか考えられていないような現実もあるんじゃないかと。

実際、僕は学生時代から教師という存在があまり好きじゃないです。もちろん素晴らしい先生はたくさんいますが、多くの教師が教育指導要綱のもとに、生徒たちを自分の点数を保つために指導することに主軸を置いてたりします。
反論はどうぞ、ご自由に。
けれど、生徒が自由に発想し、自由に表現し、自由に伸びゆくことを良しとしない風潮があるのは、今も昔もそんなに変わってません。
ぱぷりかとピーマンの違いって何よって思うし。

んで、話は戻ると、ギネス記録がとれたら、そりゃ自慢じゃないですか。記録に拘ったら、生徒が仮に大怪我しようが、挑戦させるわけですよ。
1回も成功してないけど、本番なら成功するかもしれないって思ったんでしょうけど、仮に成功したからって、怪我しない保証はどこにあったんだろうか。

誰でもヒーローになりたいです。僕も一度くらい大きなコンテストで一等賞をとりたいし、ギネス記録だってとりたいし、たったひとりのヒーローになりたいです。
けれど、誰でもヒーローになれるからって、ヒーローになることを強制させちゃ駄目だし、自分の手を汚さずに誰かを傷つけてしまうことには、慎重になるべきだと思うんです。

その先生だって、冷静に考えたら、自分の名誉っていうよりは、もしかしたら生徒たちをヒーローにしてあげたいって考えるすごく優しい先生なのかもしれないんですよね。
だから、一番の悪は、記録をとれば誰でもヒーローになるっていう、くだんない風潮なんじゃないかなと。

とりま、ピンポンみよ。